屋根リフォームに使用する材料の種類

屋根材は一般的に素材別に分類されます。
素材の違いは屋根材の形や重量に影響してきます。
そのため、屋根材を選ぶ際には、下記のように重要なポイントがあります。
 

木造住宅→屋根材の重さが構造計算結果に影響

木造住宅の耐震性を確保するため、建築基準法において、重さが重い瓦葺きの建物と、
金属やスレートなどの軽量の材料で葺いた建物に分類し、
壁量の計算を行う際、計算に使用する係数を変えています。
要は、屋根が軽量な方が、壁の量が少なくていいということになります。
 

屋根の最低勾配の規定が素材により違う

素材によって、屋根の最低勾配の規定が存在します。
これは屋根材の形と屋根の葺き方に関係し、雨漏りを起こさないようにするためにあります。
屋根の勾配は住宅の見た目を大きく左右することから、
外観デザインと一緒にトータルで屋根材を選ぶことが重要です。
 

防火対策

お住まいのエリアや建物の構造により、屋根の構造は、建築基準法で防火対策が義務づけられています。
現在は防火対策の面から、屋根材には不燃材を使用します。
しかし、お茶室等の面積の小さい建物については、条件により緩和措置があります。
 

●瓦葺き

粘土の形を整えて焼いた屋根材で、形状によって和瓦と洋瓦に分類されます。
また、いぶし瓦、陶器瓦、塩焼き瓦などの色々な製法があります。

瓦葺きは火事が起きにくい耐火性、水災害による防水性、断熱性、
騒音などの遮音性に優れていますが、重みがあり、何らかの衝撃によって割れやすく壊れやすいのが欠点です。

  • 主に和瓦平瓦で、軒や棟に補助的な瓦を組み合わせて使うと効果的です。
  • 平板で中央に溝が付いたフランス瓦と、
    洋瓦半丸形の瓦を交互に組み合わせるスパニッシュ瓦の2種類があります。
    また、スパニッシュ瓦の施工を簡単にしたS字瓦もよく使われています。
  • 伝統的ないぶし瓦黒灰色の和瓦です。
  • 陶器瓦和瓦や洋瓦などがあり、いろいろな色が取りそろえられています。
  • 塩焼き瓦焼き上がる直前に塩を入れて焼いた赤褐色の瓦です。和瓦・洋瓦共にあります。

 

●金属板

鋼板、銅板、アルミニウム板、ステンレス板などの種類があり、
葺き方としては、長方形の平板を横長に葺いていく「一文字葺き」や、
棟から軒先にかけて棒を並べたように葺いていく「瓦棒葺き」という葺き方が一般的に良く使われてます。

加工がしやすい金属板は、施工がしやすいというメリットがありますが、
錆びやすいというデメリットもあります。また、銅板やステンレス板な どは金属板に比べ非常に値段が高いです。
一般の住宅には、表面に塩ビ塗料などを焼き付けて錆びを防いだカラー鉄板がよく使われておりこの手法が一般的な手 法です。

●スレート

薄い板状をした、本来は玄昌石を材料にした屋根材です。
一般的に良く使われているのは、彩色スレートで、セメントと繊維を原料としてつくられており、
もっとも軽量で施工もかんたん、カラーもいろいろ選べるので、今では一番一般的に使用されている屋根材です。

●太陽光発電システム

弊社はパナソニック株式会社 太陽光発電システム PV施工店です。
パナソニックの太陽光発電システム HITは発電効率がよく発電量も
トップクラスです。屋根の面積が少ない東京で効率よく発電をするためには
パナソニックのHITが一番発電が出来るという事です。
自然エネルギーを増やし、環境を保護する側面も持つ太陽光発電システムを導入する事で
自家発電が出来る震災にも強い家に生まれ変わります。
太陽光発電パネルや、屋根上で夏の熱い日差しを遮断する役割もします。

 

●アスファルトシングル葺き

無機質繊維である基材にアスファルトを塗覆してから、
表面に鉱物粒(細かい砂利)を付着させ、色を付けた板状の屋根材です。
特徴として、防水性や耐震性などにも秀でており、
曲面や複雑な形の屋根にも施工がかんたんというメリットがあります。
 

屋根材の特徴

●各素材による特徴

種類 デザインや価格などの特徴 メンテナンス 葺き替え時の注意点
瓦葺き 瓦はその他の屋根材よりも
値段が高いですが、
その分だけ高級感を醸し出します。
更に、和瓦を純和風の家屋の
大屋根に葺きますと、
非常に重厚で威厳のある
外観になります。
また、入り組んだデザインの屋根には、
鮮明な色の洋瓦を使用すると
陰影が出て見栄えがします。
台風などの強風で瓦の位置がずれると、ずれた位置から雨水が侵水してしまいます。瓦がずれたら、下の方から順に押し上げるようにして、引っかけ桟にかけていきます。 古い瓦屋根は、引っかけ桟が腐食していることが多々あります。点検を定期的にして、桟や瓦の問題点を早めに修理すれば、数十年もの長期間にわたり葺き替える必要がなくなります。
金属板葺き 金属板葺きの屋根は、瓦葺きと比べるととても軽く、勾配が緩やかな場合も問題がありません。また、曲げたり切ったりといった加工が 簡単にできるので、ドーム状などの曲面や複雑な形状の屋根のデザインにも対応できます。現代的なデザインの建物にはもってこいの屋根材です。ただ、金属板 は裏面が結露しやすいため、設計する段階で小屋裏の換気がしっかりできるようにしておくことが重要です。 金属屋根が部分的に錆びている場合は、まずワイヤーブラシなどで錆びを落として、サンドペーパーをかけておきましょう。この上に錆びている部分より一回り大きく切断した金属板を合成ゴム系接着剤で貼り付け、乾燥したらペンキを塗ります。 全体に錆びが発生してしまった場合には、専門業者に依頼して葺き替えをしなければなりません。屋根の状態を長く保つためには、2〜3年毎に塗料を塗り替えるべきです。また、塗装をする前には、全体の汚れや錆びを除去することが重要で す。
スレート 平板状以外に、洋瓦の形状をしたものもあります。どちらも重量は軽く、鮮やかな色からシックな色まで、豊富なカラーが取りそろえら れています。石綿セメントは、モダンで和風なデザインにも洋風デザインの住宅にもマッチする屋根材です。しかし、他の屋根材と比べると吸水性が高いので大 きな勾配の屋根に仕様した方が安心です。 石綿セメント系の屋根は耐久性がありますが、棟板や軒先など、部分的には金属板を使っているので、この部分は錆びを落としたり再塗装をする必要があります。 3年に1回程度金属部分の点検をしていれば、建て替えなどするまで葺き替えは必要ありません。リフォームなどで、屋根全体を石綿セメント系の材料に葺き替える場合は、専門の業者に頼みましょう。
アスファルトシングル葺き 金属板同様に軽くて施工しやすいメリットがありますが、砂で表面に色をつけているので、金属板とは異なる落ち着きと温かさがありま す。低勾配の屋根にも使用でき、住宅のイメージが軽快になります。この屋根材は不燃材料ではないのですが、認定を取得している商品については、防火指定の あるエリアでも使うことができます。 他の屋根材と比べ耐候性に優れている屋根材ですが、紫外線によって変質することがあります。下から見上げて、剥がれ・膨らみを発見したら、メンテナンスを依頼しましょう。 修理や葺き替えは専門業者に依頼しましょう。そして、常日頃から傷んだ部分を見て確認するように心がけましょう。特に形状が複雑な屋根は、隅々までよく注意して見ることが重要です。

 

●材料によるコスト

屋根材の坪面積あたりの値段は瓦が一番高く、ついでスレート系、金属板、アスファルトシングルとなります。
ただ、金属でも銅やステンレス屋根はとても値段が高くなります。

この中からどの屋根材を選択するかは、予算や住宅の外観デザインなどによってきますが、
耐用年数やメンテナンスの容易さも大切なポイントに なります。
例えば、高価な屋根瓦でも質の良いものは100年も維持することがあります。
その間に葺き替えをしないですめば、トータルではコストがかかると はひとくくりには言えません。
また、銅板のように時間の経過がよい味を引き出す屋根材もあります。

屋根材を選ぶ時のポイントは、建築時の価格や見た目の良さだけでなく、長い目で見ることも重要です。
 

●デザインによるコスト

屋根は同じ材料を使用しても、デザインによって坪当たりの単価が違うものです。
入母屋造りが最も高価で、寄棟、切妻の順に安くなります。

また、軒の出を深くしたり勾配を急にすると、屋根面積が増えてコストは高くなります。
もちろん、複雑な形状や曲面にする場合も予算を大目に見ておかなければなりません。

住宅コストを考える時には、材料以外に屋根の形状や勾配も検討しないと、予算の配分が難しくなってしまいます。
 

●メンテナンスの重要性

屋根は風雨や太陽の光から住宅を守る部分なので、住宅の寿命は屋根によって左右されるといえます。
厳しい自然環境にさらされる部分だけに、傷んだ箇所は早 めに修理して置いた方が得策です。
簡単なメンテナンスを怠ると、下地から張り替えることになり、余計な出費がかさみます。
1年から3年に1度、防水性、断 熱性、通気性等の機能が低下しないうちに点検し、
低下機能、およびその兆候があればメンテナンスやリフォームを迷わず行いましょう。

 

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